EIP : EC2とVPCでの相違点
けっこう違いが大きい。特に、EIPをフローティングIPとして使ってHA的な作り込みをする際には注意が必要。(移す場合は、お作法として一旦disassociateすべきか?)
EC2 | VPC |
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アドレスを確保すると、AWSアカウントに紐付けられるが、VPCの外でしか使えない。 |
アドレスを確保すると、AWSアカウントに紐付けられるが、VPC内でしか使えない |
あるインスタンスに関連付けられているアドレスを別のインスタンスに関連付けようとすると、自動的に新しいインスタンスに関連付けられる。 |
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インスタンスを止めると、EIPはそのインスタンスとの関連が解除されるので、インスタンスを再度スタートしたときは、再度関連付ける必要がある。 |
ちなみに、EIP in VPCの基本事項はこちら
- インターネットと通信する必要があるすべてのインスタンスは、EIPを関連付ける必要がある。
- まずVPC用にEIPを確保し、VPC内のあるインスタンスに関連付ける。
- VPC内で使っているEIPはVPC外で使っているEIPとは異なる。(前述)
- 同一VPC内のあるインスタンスから別のインスタンスにEIPを移動することができる。もしくは、同じアカウントの別のVPCにも移動できる。しかし、VPCの外に移動することはできない。
- VPCで確保したアドレスは、明示的に開放しない限りVPCに残る
- EIPを効率的に使えるようにするため、確保されたアドレスがインスタンスに関連付けられていない時間は少額の時間課金を行う。EIPをENI(Elastic Network Interface)にも割り当てられるが、そのENIがインスタンスにアタッチされていない場合、そのENIに割り当てられたEIPについてチャージされる。
- VPC用EIPは5個までに制限(※)されている。NATインスタンスを使って解決する。
※ EIPの個数制限を緩和するにはこちらのフォーム、VPC用EIPの個数制限を緩和するにはこちらのフォームから申請する。